ちょいとややこしいモデル…メキシコ製FENDER ストラトキャスター!
- 2020/04/02
- 弦楽器
ずいぶん前に買取したメキシコ製FENDERの今一つ素性の掴めないギターの紹介です。
ヘッドにあるシリアルナンバーとmade in Mexicoの文字から96年にメキシコで作られた物という事は判りました。
当時はフェンダーJAPANブランドからもメキシコ製のストラトST-35が発売されており、これと見比べるとトラスロッド穴、ペグ、ブリッジサドル、厚さのないトレモロブロックは同じもののようです。
しかしST-35のピックガードが1Pなのに対し3Pである事、ST-35のヘッドには”Squier series”の文字があるのに対してこれには無い…という違いがあります。
96年といえばちょうどFENDER の50周年にあたり、その記念のモデルという可能性はありそうです。
ボディ材は弾いた感じではアルダーっぽい中音域特性を感じたのですが、それにしては持った感じが重たく(3.7kg)、他ブランドのポプラ材のストラトタイプとよく似た音でしたのでポプラ材の疑いも捨てきれません。
なんだかんだで定価3.5万円のST-35とあまり変わらないスペックで各パーツにチープさがにじみ出てますが、鳴りはなかなか良好で日本製の低価格品より使ってる木材は良いかもしれませんネ。改造してみるのも面白いと思います。
価格などその他詳細については以下のURLよりデジマートのサイトにてご確認ください。
https://www.digimart.net/cat01/shop2620/DS05954413/
よろしくご検討ください。
※追記:この商品は売却済です。