謎めいた中古フェルナンデスギターが1台・・・
つい最近、中古のFERNANDESのエレキギターが入荷してまいりました。
見た目は80年代に流行ったアメリカンスタイルなメタル系ギターですネ。
一見、カタログに掲載されてる以下のモデルと同じかなと思いましたが、ヘッドは完全なコンコルドヘッドではないですし、ボディも太めでネックとのジョイント部のカッタウェイが深めになっております。また、指板のインレイもサメのヒレ型ではなく稲妻型となっております。
ただ、ボディ材は中域がモコモコしたサウンド傾向からしてSTJ-120と同様にソフトメイプル材が使われていると思われます。
ネックジョイント部もSTJ-120と同様にスルーネックかなと思いきや…裏見ると何か…19フレット付近に怪しげなスジが見え、そのあたりを指でなぞってみると妙にデコボコしてるんですな( ̄▽ ̄;) 塗装を剥いでみないとわかりませんが、ひょっとしてネックはここらでジョイントされてる「なんちゃってスルーネック」なのではないかという疑念が湧いてきます。
ヘッド側のストリングガイドですが…以下の向かって左側の画像を見ていただいて分かるとおり、取付が歪んでますし2弦はナットからペグのポストまで1直線になっておらず、ちょいとブサイクですよネ。本来は右側のようにならないといけないんですが(汗)。
あと、キャビティー内覗いたら、リアハムバッカーの行き場のないタップ線が絶縁がされておらず、作りなどトータルで見て多分これは日本製ではないなーと思いました。ま、あとでそのタップ線は熱収縮チューブで絶縁しときましたけど。
ちなみにピックアップ切替スイッチは、「ON-OFF」の2WAYなので「ON-OFF-ON」の3WAYスイッチのような位相切替は出来ませんので悪しからず。
ブリッジは80年代から90年前後にフェルナンデスのギターによく搭載されていた「HEAD CRASHER」シリーズのブリッジで、ボールエンドを切らずに弦をセットできるタイプとなります。このシリーズのブリッジサドルは錆びたりメッキ剥げなどの劣化があると潤滑性が失われてチューニングの安定性悪くなる厄介者ですがコレについてはまだその心配はなさそうです。
何かと色々欠点を書き連ねてしまいましたが、演奏面自体には問題ありませんので。
店頭価格は¥22,000(税込)となります。
個性的な外観のギターや改造用ギターをお探しの方は是非ご検討ください。