ヤマハ電子オルガン出張修理記録簿
- 2023/12/10
- 鍵盤楽器修理
先日、学校用の電子オルガン、ヤマハSE4000という電子オルガンの修理にとある学校へお邪魔してきました。
不具合症状は、音がスピーカーからは微かにジャリジャリとしたノイズしか出ず、ヘッドフォンからは全く音が出ず、といった内容でした。
中身は至ってシンプルな構造ではありますが、上部パネル自体をごっそり外そうとするとかなりの結束バンドを外す羽目になり、ニッパーで誤ってどこかしらの線を切断してしまわないか緊張が走ります。
が、本体部分がちょうど学校の勉強机と同じ高さなので上部パネルはある程度束線が繋がったまま机の上にひっくり返して置いておくことが出来、結束バンドは数か所切った程度で済みました。
さて、原因はおそらくメインの基板であろうと目星つけてたらBINGOでした。
ただ、メインの基板は高いんですヨ(今回は込み込みで4万円ちょい)。この壊れた基板はまたメーカーで修理して再利用されるので多少お安くなってはいるんですが・・・最近ちょっとお値段上がってる気もしますけどネ。( ̄▽ ̄;)
ヤマハのSE-4000のような発売から10年超えのSEシリーズのオルガンで音小さいとかノイズしか出ないといった症状が出た場合、多少修理代は高くつくと思いますがその基板自体の在庫も徐々に縮小傾向にありますのでお見積り金額次第で「修理しつつ継続使用」か「新機種への買い替え」を選択いただく事になると思います。