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安いギターほど手間かかる・・・(-_-;)

今回の表題の件、仕入れる側の立場から日々実感している事です。

コスパモデルのアコースティックギターだと試奏の際、チューニングしてたら弦が切れるなんて事はよくあり、ナット溝をまず確認するとバリ残ったまんまだったり粗かったりします。またペグのストリングポストにもバリがあることも多いですネ。

その場合、後でナットファイルでシャカシャカ溝削り直してバリも除去し、ペグのストリングポストにもバリがあるとヤスリで取り除きます。

あとはネックの強度が弱かったりシーズニングが不十分だと仕入れてしばらくすると反りやねじれが発生しやすかったり、指板が痩せたりすることも多いです。

ネックの反り、ねじれが発生した場合はトラスロッド調整とサドルの高さ調整することとなり、指板痩せた場合はフレットのバリ取り作業が待っています。

「ギター弾いてみたいけど、どこまでギター続けられるか判らないし」という事で低価格のモデル選択される方、多いと思いますが、ギター人口の間口を広げるという意味では価格が安いという事は良い事かなと思います。

が、店頭陳列時だけでなく購入後も以上のような状態の変化が起こる可能性があるという事を、ギター購入の際には念頭に置いていただければと思います。

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