ギターは長年使いこんで音が良くなるのか?
- 2024/11/26
- 楽器のお話
巷でよく言われるギターを「ギターを長年使いこめば音が良くなる」っていうお話。
確かに長年使っていて自分のギターの音が良い方向に変化したと感じる方多いと思います。
経年で木材に対する音の振動の伝わり方がどのように変化するのか、繊維レベルでその仕組みが解説されたウェブサイトをヤマハのサイトで見つけましたので参考にしていただければと思います。
https://www.yamaha.com/ja/tech-design/research/technologies/are/
経年変化で木材のセルロースの結晶度が増加する事で木目の方向に硬くなり、ヘミセルロースという物質が分解・減少する事で厚み方向に柔らかくなるため、木材が振動しやすくなるとの事ですネ。
あとは塗装の経年変化でも実感としてラッカー塗装だと製造後半年程度で変わってくる印象ありますネ。
「使い込んで」というよりもむしろ「常に使える状態の良い保存状態」で長い年月を経れば木材が振動しやすくなり、音が良い方向へ変化するという結論になろうかと思います。
そもそも保存状態が悪いと、音以前の問題になりますからネ。