レモンオイルの適量について
- 2019/09/13
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今回のブログはレモンオイルの適量についてです。
ギター、ベースの指板に使用される材としてはメイプル、ローズ、エボニーの3種類が定番ではありますが、ローズやエボニーの場合には汚れ落としや乾燥割れ対策用としてオレンジオイルやレモンオイル等のオイルが用意されています。が、近頃はレモンオイルの使用については、推奨してない老舗ギターブランド、使うのをやめたブランドもあるかと思えば、webサイト上ではたっぷり塗っている人もお見かけすることがあり、賛否の分かれるところではあります。
基本的にどんな木材もそうですが、やたらと水分含ませすぎると脆くなる事は誰でも容易に想像はつくかと思いますのでレモンオイルを頻繁に使うことはオススメしません!と言いたいところではありますが、各メーカーによって石油由来の物やら天然由来の物やら成分が異なり、揮発性の高い物だと塗っても色に深みが出ず、すぐ乾燥したように見えるのでおそらく頻繁に塗ってしまいがちなのも無理からぬことかと思います。
しょっちゅう弾いてるのであれば人間由来の油で保湿されて経験上5~6年塗らずともどーって事はないかと思いますがそればかりは個体差ありますのでネ。燻製が出来そうなぐらい過酷な環境下でギターを保存しない限り、なるべく揮発性の低いオイルを選んで年に1度汚れふき取る程度で十分かと思います。
ネックの変形、フレットの浮きの原因にもなりかねませんので、くれぐれも塗りすぎにご注意下さい。