ギター!ナットの潤滑には気を使いましょう!
- 2021/02/26
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ギターの弦は、張ったばかりだと張力がナットを挟んで「ペグ側」と「指板側」で均等ではありません。
弦を巻いて行っても指板側(上記画像の黄色い矢印)の方はペグ側(赤い矢印の方)より張力は緩かったりします。
これは自転車の後ろや荷物運び用のカートに荷物をゴム紐などで縛った場合、ギューッと紐を目一杯きつく引っ張ったとしても荷物の側面や背面はまだ伸びる余地があるのと似てます。
ナット溝の滑りが悪かったり、削りが粗かったりいい加減な仕上げになると一層張力に差が生まれ、引っ張り元であるペグの軸部分の弦に余計な負担がかかり、弦を緩めただけでもその部分で弦が切れやすくなります。特にコスパモデルのプラスチック製ナット仕様のギターは溝の掘り方が雑な事多く、1や2度チューニング合わせたり緩めたりしただけで弦が切れることもあるので店頭での扱いには気を使います。腫れ物に触る…みたいな(^^;。そのため個体次第ではシレッと潤滑剤垂らす事あります。
もしご自身のギターの弦がペグ側で切れやすいと感じる場合はGUITAR WORKS(ギターワークス)の工房から発売されてるSMOOTH BELL(スムースベル)等の潤滑剤をお買い求めいただければと思います。チューニングの安定度も増しますしナット溝の摩耗も抑えられますからネ。身近なものであればCURE556でも構いません。
以上、ナットの潤滑剤布教活動でした。