ヤマハアップライトピアノ用外付消音装置修理!
先日、とあるヤマハのアップライトピアノの外付け消音装置の不具合修理の依頼がありました。
実はサイレント用の消音装置にはどこにも型番が書いていないので、まずは型番の特定から始まります。
おおよそピアノの型番によって取付可能な装置というのがある程度決まっているのでピアノ本体の型番をまずお客様より教えてもらい、結構なボリュームの一覧表から取付可能なピアノの消音装置の絞り込みを行い、最終的にはスイッチボックスの端子やツマミの並び、一部のツマミ表記が漢字表記かカタカナ表記かで特定する事となります。
型番が特定できた後は、不具合内容によって不良個所を絞り込み見積するという形になります。
今回は消音モードでヘッドフォン使用時に音が割れるといった症状で、内部基板を1枚交換しました。交換したら音割れは直りましたが、今度はヘッドフォン片方からしか音が出なくなり焦る羽目に…( ̄▽ ̄;)
古い機種だと詳しい回路図がなかったりする場合あるので原因究明しずらく余計に狼狽しますネ。
他の箇所も壊れてるのかと疑いましたが、現地でメーカーとあれやこれやとやり取りしてるうちに注文したパーツがどうやら壊れてるなぁという事が判明し、そのおかげで2度お客様の自宅を訪問することになりましたが追加の見積発生しなくて良かったなぁと思います。
消音装置単体だけでも電子ピアノのエントリーモデル1台分のお値段はしますからその分、内部のパーツ代も安くはないですからネ。