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鍵盤楽器修理記事一覧

エレクトーン修理記録簿!ELS-02X編!

今日はとある音楽教室のエレクトーン、ELS-02Xの修理に行って来ました。

症状は、ELS-02シリーズの場合USB差込口が合計3か所ありますが、どこにUSB差し込んでも本体側で認識されないという内容です。

まずチェックする方法ですが、USBドックにつながってる3本(下画像①②③)のケーブルを抜いてしまいます。

その後でTO DEVICE側のUSB差込口にUSBを差し込んでみて認識されるかどうか確認します。

そしたらUSBを認識したので、USBドック側の問題だという事になります。その後はUSBドック側の基板に繋ぐケーブル3本を繋ぎなおして行きます。

まず①と③だけ繋いだ状態だとTO DEVICE側のUSB認識し、②を繋ぐと認識しなくなったので②の赤白2本の束線の接触不良がまず怪しいかなぁという事になります。

で、この②の赤白の束線変えてみたらBINGO!! どのUSB差込口でもUSB認識できるようになりました。

てことはかれこれ10年、USBドック出し入れしているうちに黄色いマルで囲んだ結束バンドで束ねてる所が負荷かかって接触不良起こしたのかなぁと想像します。

USBドックの基板側の不具合だった場合、取寄せに1か月かかるところでしたのでホッとしました。

今年1発目の鍵盤楽器整備!

今年1発目の鍵盤楽器の整備は年末に入荷した2017年製エレクトーン、ステージアベーシックELB-02でございます!

これも例によって例のごとく鍵盤下のゴムパーツ交換しました。

外観は綺麗ですが鍵盤外すと・・・・

 

見てのとおりなかなかのホコリですネ~、また1部ゴミが紛れ込んでますし( ̄▽ ̄;)

これが年数経た鍵盤楽器の実態であります。なのでゴムパーツ交換ついでにホコリやゴミも取り除いてしまいます。液体こぼした跡あれば基板も要交換となりますが今回はその心配は無さげでした。

このELB-02は既に商品化してありますので、ELB-02をお探しの方は価格等詳細は以下のURLよりデジマートのサイトにてご確認ください。

https://www.digimart.net/cat06/shop2620/DS09413009/

よろしくご検討ください。

 

エレクトーン修理記録簿

昨日はYAMAHA EL-900のエレクトーン修理に出かけてきました。

かれこれ20年ほど前の機種にはなりますネ。

不具合症状は、電源起動して何も弾いてない状態でたまにビューンとかブィーンというノイズが発生するという件。

この機種のノイズに関してはまず、ボリュームで音量変化するかどうかという点と、エクスプレッションペダルで音量変化するかどうかの2点で原因を絞り込みます。

今回のノイズはボリュームツマミで音量変化し、エクスプレッションペダルでは変化しないとの事でしたので、エクスプレッションペダルを経由しないXG音源の基板を取り外して本体電源入れてみました。そうするとノイズは発生しなくなりましたので、XG音源基板の故障であるという事が判断でき、その基板を交換し一件落着しております。

但しこの手の修理代はどうしてもパーツのお値段からして高額になりますネ。メインの基板交換だとその倍以上になるのでXG音源の基板交換だけで済んで良かったかなと思います。

もし、EL-900シリーズでノイズが出るという現象に遭遇した場合はマスターボリュームとエクスプレッションペダル両方の音量変化をご確認いただけるとありがたいです。

 

中古エレクトーンの足鍵盤磨き!

ELS-02シリーズの足鍵盤はELS-01シリーズと比べて、経年使用に伴う傷の入り方やくすみ度合いは大差ないハズですが、色目的に目立ちやすかったりします。

なのでなるべく中古ELS-02シリーズの足鍵盤は磨いて商品化するのですが、1台を例に今回その工程をお見せいたします。

最初お店に入荷した時はこんな状態(以下の画像2枚参照)⇓、なかなかエエ具合に傷、クスミあります。

⇓まずは足鍵盤を水研ぎでやすり掛けしていきます。

⇓これは600番でやすり掛けした状態。この段階ではめちゃ目が粗いのが判ると思います(-_-;)

やすり掛けすると表面が白化しますが問題ありません( ー`дー´)キリッ!

で、徐々に番手を上げつつ2000番のスポンジヤスリで研いだ状態が以下の画像です。ここまでやるとかなり表面さらさらになります。

この後は秘密のコンパウンド使いクロスで磨いていきます。ちなみにこのコンパウンドで磨き続けると摩擦でクロス表面がめちゃくちゃ熱くなってきます。

で、磨き上げると以下の状態!1枚目と2枚目の画像見比べていただいたら一目瞭然ですが元の鍵盤の色に戻りつつテッカテカになるという訳です。

いかがでしょ?この辺は得意分野になりましたがPKカバーの傷やクスミ、テカリ等はお手上げでどうしようもありません。

次期モデルでは、足鍵盤、PKカバー共になるべく傷つきにくく綺麗な状態保てるような素材でお願いしたいですネ。

YAMAHAキーボード修理で厄介なケース

先日、ヤマハのキーボードPSR-E373の修理に行ってきました。

以下の画像2点は鍵盤下のパーツ交換で分解したときのものです。

この手の鍵盤楽器の何が厄介かというと筐体がほぼプラスチックなところです。

長年使っていてどこかにぶつけたり落としたりしてたりすると、内部のどこかしらのプラスチック部分が欠けて転がってたりする事あります。要は割れやすいんですネ。

それがネジ止めの受け口部分だとなおさらため息出ますネ(-_-;)

修理向かう場合、瞬間接着剤や多用途接着剤等を必ず持ち歩いてますが、こういう楽器修理でプラスチック部分の破損を目の当たりにすると接着剤ではちょっと頼りない場合もあるんですヨ。

そんなときは↑コレ!プラリペアてやつです!接着面の強度が段違いで優れものです!

店の近くなら電子パーツ販売のお店とかプラモデル売ってるお店でも売ってたりします。

おかげでまた携帯する荷物が1つ増えることになりました…トホホ(T_T)

あと、一般的にキーボードとはあまり呼ばないかもですがヤマハのPシリーズのステージピアノ系・・・本体裏返して内部のパーツを変えるとなった場合、外さないといけないネジが70本以上あったりする事あります。それだけで10分以上かかるとか…オニアクマですヨ。

ま、そんなこんなでいろんな試練乗り越えつつ頑張って鍵盤楽器修理やっとります(`・ω・´)キリッ!

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