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楽器のお話記事一覧

島村楽器ブランドのギターアンプ?

島村楽器ブランドのギターアンプが存在する事をご存知の方ってどれだけいらっしゃるでしょうか?

LOUIS(ルイス)っていうブランド名なのですが、個人的にはつい最近までLGA-15というアンプの買取査定するまでそんなブランド名は全く聞いたことがなかったです。

 

楽器店がギターブランドを持つという事はよくありますが、まさかアンプにまで手を伸ばしていたとはオドロキです。

上記画像はLGA-15というアンプですがサイズ感、重量感からして今更感のある古いモデルです。エントリーモデルにありがちな安っぽい音ではないのですが…。最新型はLGA-15Sになりますがコンパクトにはなっているものの同価格帯のアンプと比べても機能面、価格面で特筆すべき点はなくごく普通のアンプぽいです。その他のバリエーションにLGA-15DIGIというものもあり、そちらはモデリング機能やBLUETOOTH機能が搭載されているものの、他社との周回遅れ感は否めず、2.5万円はなんとなく割高感を感じます。せめてそのモデリングがLINE6など有名所のモデリング機能が搭載されていれば話は別ですけどネ。

あとはNUXやPositive Gridといったブランドのようなスマホアプリ連動型のデジタルアンプか、もしくはとことんハンドワイアードにこだわった超アナログタイプのアンプじゃないと新規のブランドはやはり厳しいのではないかなと思います。

ちなみに今回入荷したLOUISのLGA-15(中古)の店頭価格は¥3,300となります。

見た目が気に入ったという方は是非ご検討ください!

魅惑のモズライトギター!

最近、ギターの買取で何本かモズライトギターを入荷することが出来ました。

 

そのモズライトギターの査定たるや見極めがとても難しいのですが、詳しい方の協力を得ることができ運が良かったなと思います。

その難解さの所以は製造元が異なる為で、①1994年以前の本物のUSA製、②フィルモア代理店から委託のUSA製と日本製、③黒雲製作所製、④セミーモズレーの後妻が京都に立ち上げた工房製などがあります。

で、今回仕入れたのは本物のUSA製が2本、黒雲製作所製と思われる3本となります。買取したギターの詳細は以下のURLより買い取り実績を参照してください。

https://www.namba-takeoff.com/achievement_category/%e3%82%ae%e3%82%bf%e3%83%bc/

ほんとにパッと見だけではワカリマセン。ただUSA製のロゴは指でなぞっても凹凸感がないのに対し、日本製のロゴはどれも凹凸感があるという事に気づきました。

クオリティに関して言えば細かな部分は別にしてUSA製と日本製のカスタムオーダー品はやはり飛びぬけてるかなと思います。初めて触ってみましたがこんなにクリーントーンとアーミングの組み合わせが気持ちいギター、他にはないなという印象です。ビブラミュートトレモロがこんなにチューニングが安定しているものとは思わず正直ビックリでした。

それらと比較してしまうと酷ではありますが、ボディが小ぶりなジュニアシリーズやCOMBOモデルのような量産タイプは組み込みやセッティングが少し甘いかもしれません。サウンド面では十分モズライトらしいテケテケサウンドを堪能できるとは思いますが。

ただ、ネック幅は基本的に共通でどれも狭めなので普段ストラトタイプやテレキャス、レスポールタイプ使用してる方は慣れが必要かなと思います。

もう既に売却済の物もありますが、ボチボチ残りの商品もチラ見せしていきますので気になる方は「デジマート」を常にチェックしておいてください。

 

エレキギターのフレット音痴の原因

エレキギターの弦を開放弦の音で完璧にチューニングしたにも関わらずいざコードやパワーコードを鳴らしたときに不協和音となってしまうのを一般に「フレット音痴」と言いますよネ。

ド定番の対処方法はオクターブチューニングと言って、12フレットのハーモニクスと12フレットの実音を比べて実音の方がピッチが高ければブリッジのサドルをボトム側に動かし、低ければネック側にサドルを動かすという方法ですが、それでも音が合わない、もしくは合わせられないなんてこともあるかと思います。

その原因とは…まず疑うべきはフロントピックアップの高さです。ピックアップのポールピースと弦の間隔が近すぎると弦が磁気の影響受けやすくなります。フロントピックアップを思い切り上げて12フレット以降でドレミファソラシド弾いてみるとなんとなく音の狂いが実感できると思います。なのでフロントピックアップのポールピースと最終フレット押さえた際の弦の間隔は少なくとも約2ミリ以上(5セント硬貨もしくは500円玉1枚分超)あけるようにしてください。

フロントPUがシングルコイルでリアPUがハムバッカーのギターだとどうしても出力バランスとろうとしてフロントPUをギリギリまで上げてしまいがちになりますので要注意ですネ。

フロントピックアップの高さを整えたにも関わらずまだオクターブチューニングに支障きたしている場合はもう弦の質が悪いか劣化しているかが原因だと思いますので、弦交換をお勧めします。

ただ、以上の対処で完璧に合うとは言い切れませんので音程にシビアな方はもうバズフェイトンチューニングシステムをインストールしていただくしかありません。

とりあえず、ここでは弦の質以外にピックアップの磁気もフレット音痴の原因になるのだという事をご理解、ご参考にしていただければと思います。

 

マルチエフェクターを購入するその前に!

過去の記事でも何度か書いてるかもしれませんが、マルチエフェクター事情は今やコンパクトかつ、個別にエフェクター買うより安上がりに必要なものが揃ってしまったりします。最近ではJOYOやMOOERなどの中国ブランドも本格的で侮れません。それゆえ初心者の方でもついつい安さにつられてマルチエフェクター買ってしまうのは仕方ないと思いますが、その前に出来れば基礎的な知識をギター雑誌やWEB等の媒体を通して叩き込んでいただければと思います。

今や新しい製品であればあるほど種類が充実しすぎて、多彩な音作りが出来るようになった反面、音作りが決まりにくいと感じる方も少なくないのではないかと思います。

特にメインの歪み系を決める場合、アンプモデリング(プリアンプ)の中から選ぶか、オーバードライブやディストーション、ファズ等のエフェクターの中から選ぶかが非常に悩ましいですネ。さらにキャビネットスピーカーのモデルも入ってたりすると、中級者以上のギタリストでもスタジオ入ってからの音作りは大いに悩むと思います。

ちなみに現在、店頭にBOSSのGT-6(¥11,000税込)とGT-1(¥15,950税込)といったモデリングの充実した中古マルチエフェクターがありますが、それらの購入を検討中の方はそのあたりを踏まえたうえでご判断ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使いこなせればお家でのレコーディングにも使えて便利なアイテムなんですけどネ。

 

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今!コンパクトミニアンプが凄い!

今回は注目すべきギター用コンパクトミニアンプについてです。

自宅でギター練習用に使うアンプは、大きな音が鳴らせる環境がない限り、なるべくならお部屋の邪魔にならないコンパクトなものが理想かなと思います。

ただ、8インチ以下の小さいスピーカー搭載したようなコンパクトアンプは低音不足やレンジの狭さが心配になります。モデリングが優秀なブランド物でも例外ではありません。

YAMAHA THRシリーズはそれまでのコンパクトアンプの概念をひっくり返してくれた筆頭株でありますが、今やさらにコンパクトさに磨きかけつつクオリティの高い音を実現したアンプがちらほら出てきました。

まず、驚いたのはBLACK STARの3wアンプFLY3(オープン価格)。CLEANとOVER DRIVEの2チャンネル仕様になっていてミニアンプや初心者向け小型アンプでありがちな低音不足、ヘッドルーム不足感がなくOVER DRIVEモードで歪ませてもコシのあるサウンド実現してます。スマホ音源鳴らしたい場合はBluetooth搭載のタイプの方が重宝すると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FLY3と同じ工場で作られている兄弟機にNUX MIGHTY LITE(税抜定価¥12,250)があります。但しFLY3よりもこちらの方がACアダプター、Bluetoothが標準装備であったり、3チャンネル仕様であったりスマホアプリで細かな設定できる事と、機能面や市場実勢価格面を考えるとこちらの方がお買い得かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、NUXの10wアンプMIGHTY AIR(税抜定価¥24,500)。これはMIGHTY AMPというスマホアプリでアンプやエフェクター、キャビネットのモデリングなど細かい設定が出来、ドラムのリズムが選べるうえにワイヤレスシステム搭載、ベースアンプに変身…等とテンコ盛りな内容です。モデリング選択次第では低音もズンズン響きます。ACアダプター端子や乾電池ボックスはなくPCでUSB繋いで充電するようになってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかくなので各コンパクトミニアンプの幅+奥行+高さの3辺計を比較してみました。9V電池駆動のミニアンプ代表としてMARSHALLのMS-2引っ張り出してます。

・MARSHALL MS-2   → 14 + 11 + 6   =   31cm

・BLACK STAR FLY3 → 17 + 12.6 + 10.2 = 39.8cm

・NUX MIGHTY LITE BT → 16.6 +9.8 + 12.4 = 38.8cm

・NUX MIGHTY AIR → 18.6 + 9.1 + 9.8 = 37.5cm

9V電池駆動のアンプが一番コンパクトなのは別に意外でもないですが、10wのNUX MIGHTY AIRの3辺計が3wアンプのFLY3やMIGHTY LITEより小さいのはオドロキでした。

あと、ヘンテコなミニアンプに吸盤でギターのボディにスピーカーくっつけて鳴らせるというアンプもあるみたいですネ…まだ現物拝んだことはないですが。

以上のようなコンパクトアンプは、お持帰りいただく際にいちいち紐かけする手間が省けるのでお店側としても大変ありがたいです。

初めてのギター買う際に慌てて5千円未満の初心者向けアンプを一緒に買う人多いとは思いますが、もう少し我慢してお金貯めた後に今回紹介したようなコンパクトタイプの上級者でも納得できるコスパモデル買うのも賢い選択だと思います。ギターの練習は別に最初からアンプがなくても身に付けられることは色々ありますし。

近いうちにヒュース&ケトナーからもコンパクトな物がいよいよ出るようですが、今後は初心者向けのアンプもコンパクト化と音質の大幅な改善を期待したいところですネ。

 

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