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ギターの弦高!やっぱ技術屋任せじゃダメ!
YOUTUBE動画でまぁいろんなジャンルの動画見てますワ。
とある動画で弦高にまつわるプロギタリストのコメントに出くわしたので今回のブログのネタにさせてもらいます。
プロギタリストのトモ藤田氏いわく、「(ギターの)セットアップを(楽器店に)出したら大体低い方がお客さん喜ぶと思ってそれが普通になってる」と。またそれが日本の傾向だとも仰ってましたネ。
めちゃくちゃ合点のいく意見ですネ。
ま、弾きやすさ重視で低くしようが響き重視で高くしようが正解は個々の判断になるのですが、一番気持ち良く響き、且つどのポイントでチョーキングしてもバズや音詰まりのない高さにしてあげるのがベストだと思って我々は調整してますネ。
指板のアールにもよりますが、12フレット上の高さが1.5mm~2.0mmあたりが弾きやすさと響きのベストバランスかなと思ってますが一般的に高いと評されるのは何か癪ですナ。
ヒスコレのレスポールなんかは低すぎるとフロントとリアピックアップの出力バランス取りにくくなりますし、ピックアップの磁力の影響受けてピッチ合いにくくなったりしますし。
ドヤ顔でテクニックをひけらかしつつペラッペラで金属的なミシミシいうようなサウンドというのもあまりカッコよくないなと感じます(確か昔のポー〇・〇ルバート氏のサウンドってそんな感じやったような・・・)。
なのであまり弦高低い方が良いという世間の技術屋の風潮に流されないように、ギター人生楽しんでいただければと思います。
YAMAHAサイレントピアノ、YU50SBの修理依頼!
先日、YAMAHAサイレントピアノYU50SBで、「消音で電子音に切り替え、弾くと音割れが発生する」という症状内容の連絡をいただき、お客様宅へお伺いしました。
このピアノの下前板を外すと右側に音源の入ったメインの基板が設置されてます。
この基板からヘッドフォン端子側の基板へと音信号が流れる訳ですが、専用機器で確認するとこのメインの基板の出力部分で既に音割れてましたので、このメイン基板の交換となります。
が、赤丸で囲んだこの基板は交換ではなくメーカーの預かり修理となるので、いったんここだけ外してメーカーへ持っていくか送付する形となります。
こういう場合は当然お客様にもしばらくお待ちいただくしかなく、修理する側の我々もまだかなぁ~とヤキモキする毎日を過ごす羽目になります。
今回はとりあえず修理可能な事案ですが、一般的にサイレントピアノや自動演奏ピアノは製造から10年超えてくると、電子ピアノと同様にちらほらメーカーでパーツ供給が終了して、不具合箇所によっては修理が不可能になる事もあります。
そうなると生ピアノとして使うしかなくなるかもしれないという事をあらかじめ認識しておいていただければと思います。
え!?・・・新品なのに・・・。
本日、納品されたばかりのヤマハエレクトーンELS-02Cの初期不良の症状を確認しに行ってきました。
不具合内容はRYTHM(リズムボタン)1か所を押すと黒いフレームごと全体的に沈みこんでしまうというものでした。
早速、パネル開けてさらに該当箇所の基板を外してみたところ、スイッチのフレームが本来ならば赤丸で囲んだ6カ所ネジ止めされていなけりゃならないところが全くされてませんでした。このせいでボタン押すとスイッチのフレームごと沈みこんでたんですネー。
ちなみにコレは今年4月製造分なのですが、まさかこんな珍事に出くわすとは思いませんでしたネ…かなりレアなケースかと思いますが。
自転車お借りして汗ダラダラになりつつホームセンターに急遽走りましたが、やはりというべきか合うネジ見つからずでしたので、ネジ6本メーカーより取り寄せてまた後日訪問することになりまーす(-_-;)
サウンドメッセ大阪2024!行って来ました!
サウンドメッセ大阪、今年もお邪魔してまいりました。
去年は私、試奏したギターアンプが抽選で当たるという思いがけない幸運に恵まれました( ̄ー ̄)ニヤリ
輸入楽器は円安の影響で一時と比べてかなり値上がりした感ありますが、国産ハイエンドクラスのギターもちょいと釣られて値上がりしてるなぁという印象です。
それでも1日目にして売約済みのラベルがチラホラ見受けられ、やっぱりこんだけ並べられると金銭感覚バグりそうになると思います。
例えば100万円オーバーのギター見た後に20万円~40万円台のギター見ると思わず安いなという錯覚に陥ってしまいますもんネ。
しかも会場の隅にJACCSのローン会社のデスクが設けられてるとは・・・・矢場いっすよネ(-_-;)
そんなこんなで誘惑に負けまいとATC会場ウロウロししながらプロの方の試奏もきっちり拝見しとります。
出来ればこういうところはネクタイ&スーツ姿じゃなくて普段着で来たいところです。自分だけどうも浮いてしまってるんやないかと思いますので。
個人的には工具が売っていれば工具を買おうかなーと思ってたんですが、残念ながら工具はありませんでした。
こういうお祭り行事は目の保養になるのでまた来年も来たいと思います…出来ればプライベートで!
初物!YAMAHA電子ピアノNP32B修理!
最近、YAMAHAの76鍵ソフトタッチタイプの電子ピアノ、NP32(ピアジェーロ)の預かり修理しました。
症状は「高音でならない箇所がある」「鍵盤のあちらこちらで強打音発生」という内容です。
この場合はどの電子ピアノでもそうですが真ん中より右半分の鍵盤下の基板と全鍵盤の接点ゴムを交換しないといけません。
鍵盤外した姿が上記画像です。
ピアジェーロシリーズの鍵盤タッチは基本的にシンセのような軽いタッチですが、鍵盤下のゴムは低音側が青色、真ん中あたりが灰色、高音側が茶色に色分けされていて、このゴムで微妙にタッチの重さを変えていたりするんですネ。が、僕にはイマイチ違いがわかりません(T_T)
速攻パーツ交換終えて楽勝ムードでいざテストしてみたら「やけに鍵盤がカラカラ鳴るうえに、はじいてみるとボヨヨーンとなる」という事態にしばし悩む羽目に。
鍵盤下の部分と基板の間にあるべきクッション(ストッパーフェルト)が無いからこーなったという結論に至るまでそこそこ時間かかりました…あぁ恥ずかし~(-_-;)
この機種の鍵盤下の基板交換の際には別途ストッパーフェルトを基板裏に貼り直す必要があるんですよネ…良い勉強になりました。
ま、何はともあれ無事修理完了しましたが、初物にあたると思いがけない壁にぶち当たるもんですネ。