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エレクトーンのソングデータ取扱の注意点!
- 2024/07/14
- その他の話題
エレクトーンに限らず各種の音楽データをコピーや移動する場合、パソコンにどうしても頼りがちになるかと思います。
YAMAHAエレクトーン用に購入したレジストデータ(プロテクトソング)をコンピューター上で移動する場合は「ミュージックソフトダウンローダー」というソフト が必須となります。ミュージックソフトダウンローダーを使わずにデータ移動するとレジストデータが再生出来なくなるんですよネ。
ソフト起動すると以下のような画面が表示されます。
↑利用方法は「ヤマハミュージックデータショップ」のサイトにてご確認ください。
個人で作成されたデータは移動可能ですが、パソコン内でコピー操作するとデータが破損する事もありますので基本的にデータの移動はエレクトーン本体で行った方が無難かと思います。
次に、02シリーズで作成したデータは01シリーズでも問題なく再生可能です。が01シリーズの方はバージョンが古い(Ver1.83以前)と再生操作時に画面表示がおかしくなったり青い画面でエラーメッセージ出る事ありますので、02シリーズのデータを01で再生する場合は前もってバージョンを確認し、最新にしておくことをオススメします。
巷では02シリーズと01シリーズのデータは混在しない方が良いという噂があるようですが、メーカーの見解では「心配無用」との事ですので気兼ねなく02⇔01間でデータのやりとりしていただければと思いますm(__)m
以上、ご参考まで。
ギターの3弦だけがチューニング狂いやすい場合!
エレキギターでペグがロック式であるにもかかわらず、3弦だけチューニングが安定しないという事をよく聞きます。
ナット溝に潤滑剤塗ったり日々のメンテナンスを怠らないのはもちろんですが、それでも改善しない場合はナット溝の幅と弦のゲージの不一致を疑った方が良いかもしれません。
というのもナットの溝を切る専用ヤスリ(ナットファイル)はバラ売りだけでなくセット弦の各ゲージに合うよう6本セットで販売されてたりもしますが、たまに弦のゲージと不一致なナットファイルセットが販売されてる事があるからです。
例えばセット弦のゲージが10-46であった場合、大抵3弦は0.017の太さですが、ナットファイルのセット売りの場合、3弦用が0.016だったりする事あるので、メーカーや工房によってはその0.016で溝切してる可能性あると思います。
そうなると、当然ながらナット溝の底が狭くなるので弦のすべりが悪くなりチューニングも安定しません。
なので潤滑剤を塗布してもチューニング安定しない場合は、弦のゲージに合ったナットファイルで軽く数回シャシャッとナット溝を切り直し、細目のサンドペーパーでサッと磨いてあげてみると良いかなと思います。
ナットファイルはバラ売りだとそんなにお金かかりませんので、チューニングが不安定でお悩みの方は一度お試しください。
ギターの弦高!やっぱ技術屋任せじゃダメ!
YOUTUBE動画でまぁいろんなジャンルの動画見てますワ。
とある動画で弦高にまつわるプロギタリストのコメントに出くわしたので今回のブログのネタにさせてもらいます。
プロギタリストのトモ藤田氏いわく、「(ギターの)セットアップを(楽器店に)出したら大体低い方がお客さん喜ぶと思ってそれが普通になってる」と。またそれが日本の傾向だとも仰ってましたネ。
めちゃくちゃ合点のいく意見ですネ。
ま、弾きやすさ重視で低くしようが響き重視で高くしようが正解は個々の判断になるのですが、一番気持ち良く響き、且つどのポイントでチョーキングしてもバズや音詰まりのない高さにしてあげるのがベストだと思って我々は調整してますネ。
指板のアールにもよりますが、12フレット上の高さが1.5mm~2.0mmあたりが弾きやすさと響きのベストバランスかなと思ってますが一般的に高いと評されるのは何か癪ですナ。
ヒスコレのレスポールなんかは低すぎるとフロントとリアピックアップの出力バランス取りにくくなりますし、ピックアップの磁力の影響受けてピッチ合いにくくなったりしますし。
ドヤ顔でテクニックをひけらかしつつペラッペラで金属的なミシミシいうようなサウンドというのもあまりカッコよくないなと感じます(確か昔のポー〇・〇ルバート氏のサウンドってそんな感じやったような・・・)。
なのであまり弦高低い方が良いという世間の技術屋の風潮に流されないように、ギター人生楽しんでいただければと思います。
YAMAHAサイレントピアノ、YU50SBの修理依頼!
先日、YAMAHAサイレントピアノYU50SBで、「消音で電子音に切り替え、弾くと音割れが発生する」という症状内容の連絡をいただき、お客様宅へお伺いしました。
このピアノの下前板を外すと右側に音源の入ったメインの基板が設置されてます。
この基板からヘッドフォン端子側の基板へと音信号が流れる訳ですが、専用機器で確認するとこのメインの基板の出力部分で既に音割れてましたので、このメイン基板の交換となります。
が、赤丸で囲んだこの基板は交換ではなくメーカーの預かり修理となるので、いったんここだけ外してメーカーへ持っていくか送付する形となります。
こういう場合は当然お客様にもしばらくお待ちいただくしかなく、修理する側の我々もまだかなぁ~とヤキモキする毎日を過ごす羽目になります。
今回はとりあえず修理可能な事案ですが、一般的にサイレントピアノや自動演奏ピアノは製造から10年超えてくると、電子ピアノと同様にちらほらメーカーでパーツ供給が終了して、不具合箇所によっては修理が不可能になる事もあります。
そうなると生ピアノとして使うしかなくなるかもしれないという事をあらかじめ認識しておいていただければと思います。
え!?・・・新品なのに・・・。
本日、納品されたばかりのヤマハエレクトーンELS-02Cの初期不良の症状を確認しに行ってきました。
不具合内容はRYTHM(リズムボタン)1か所を押すと黒いフレームごと全体的に沈みこんでしまうというものでした。
早速、パネル開けてさらに該当箇所の基板を外してみたところ、スイッチのフレームが本来ならば赤丸で囲んだ6カ所ネジ止めされていなけりゃならないところが全くされてませんでした。このせいでボタン押すとスイッチのフレームごと沈みこんでたんですネー。
ちなみにコレは今年4月製造分なのですが、まさかこんな珍事に出くわすとは思いませんでしたネ…かなりレアなケースかと思いますが。
自転車お借りして汗ダラダラになりつつホームセンターに急遽走りましたが、やはりというべきか合うネジ見つからずでしたので、ネジ6本メーカーより取り寄せてまた後日訪問することになりまーす(-_-;)